東芝水中ライトミニ改造LEDフォーカスライト
●材料
・東芝水中ライトミニ(K-243またはBK-345)
・φ5mm白色LED(日亜製NSPW500GS-K1等)×52個
・ユニバーサル基板(0.1インチピッチ穴あき)
・抵抗(1Ω・1W)×3個
・リード線(テフロン線)
・ネジ(15mm・8mm)、ナット 他
●本体の加工
リフレクター(左)は内径45mmの穴があくようにカットします。
ソケット(右)中央部の突出したプラスチックもカットします。
露出した金属接点に、ハンダ付け用の穴をあけます。
さらにソケット周囲のプラスチックにネジ穴を4カ所あけます。
●基板の加工
基板は2枚、直径55mmの円形にカットします。

左はLEDを取り付け、ハンダ付けするメイン基板。
白色で熱に強いガラエポです。
右の基板と接合するためのネジ穴を4カ所あけます。

右はメイン基板の配線面をカバーし、ソケットを固定するサブ基板。
加工しやすいベークです。
ネジ穴はメイン基板との接合用に4カ所、ソケットの固定用に4カ所、計8カ所あけます。
また、ライト本体内側の爪(3カ所)にかみ合うよう、ソケットと同じ位置に切り込みを入れます。

●LEDの加工
LEDの足は長い方が+、短い方が-です。
この2本の足の根本付近にはストッパーがついていますので、これをニッパーで切り取ります。
またガラスの基部にツバがついていますのでこれもすべて削ります。
左の写真が加工前、右の写真が加工後です。
※最近ではストッパーなしのLEDも発売されています。
●配線とハンダ付け
LEDは52個並列です。
LEDの配線はLEDの足を利用して結線し、ハンダ付けします。
足の+-は絶対に間違ってはいけません。
メイン基板、ソケットの電極をリード線で配線します。
赤色のリード線が+側、黒色のリード線が-側です。
●組み立て
メイン基板とサブ基板をネジ(8mm)とナットで接合します。
サブ基板に接着された4カ所のネジにソケットを取り付けます。
ソケットの内側と外側を2個のナットでサンドイッチして固定します。
この方法により、基板とソケットの距離が微調節できます。
リード線はサブ基板の切れ目から通します。
●電池と抵抗
この改造ライトは単3×3本+ダミー電池を使用します。
アルカリ電池ではパワー不足になる可能性がありますので、充電式のニッケル水素電池が適当です。

1LEDの定格電圧/電流は3.6V/20mAです。
電流を制限するためにLEDと直列に抵抗が必要となりますのでダミー電池を改造して抵抗(基板)付きダミー電池をつくります。
抵抗値は0.33Ω(1Ω×3個並列)にしています。
●パッキン
LEDが52個以上になるとリフレクターが薄くなりますので
そのままでは基盤を十分に押さえつけることができません。
電池との接触を確実にするためのパッキンが必要になります。
写真は1mm厚の軟質アクリル板を円形にカットしたものです。
(LEDが44個以下の場合は不要)
●完成
リフレクターを元通りフタに取り付けて完成。
フタをねじって締めることにより、リフレクターが基板を押し、その力でソケットの電極が電池を押さえ、接点の接触を保つ構造です。
基板とソケットの距離を微調節することにより、これを調整します。
●バリエーション
上からLED69個、52個、44個、37個です。
LEDの数に合わせて抵抗値も調整しています。
数の少ないものほど1LEDあたりが明るくなるようにしています。
●参考
抵抗値の計算
http://www.geocities.co.jp/Technopolis-Mars/7803/ledcalc.html
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